ナンパの歴史

【1988年代】
ジェフリーズが「NLP(神経言語プログラミング)」を元に『スピードナンパ術』を編み出す。

NLPは、認知心理学・言語学者のジョン・グリンダーと心理学部の学生リチャード・バンドラーが開発したもので、心理療法家のミルトンエリクソンの「アルファ催眠」を研究し、マニュアル化したもの。
※ミルトンエリクソンは、会話をしているだけで相手をトランス状態に誘導できた。

NLPを簡単に説明すると。世界の見え方を変える技法。
人は自分なりのフレーム(額縁)を通して世界を見ており、フレームを変えることで相手の認知や感情に影響を及ぼすことが可能になる。
これをナンパに応用すると、まずは雑談をして相手のフレームに入る。次に恋愛トークをして、最後に心理誘導をする。という感じだ。

【1990年代】
ジェフリーズが「プレイボーイ」という雑誌やインターネットでナンパセミナーを告知。
これに反応したハッカー達が、自分たちのナンパ体験を公開し始め、ナンパテクニックが体系化されていった。
そんな集団の1つに、ミステリーという男がいた。ミステリーはのちにナンパ業界のスターになる。

【2000年代】
ミステリーはNLPを取り入れ、独自のナンパ手法を生み出した男だ。オンライン上に数々のフィールドレポートを投稿し、成功率の高さを示したことで注目された。
ミステリーは、出会いからSEXまでをルーティーン化(パターン化)することで、安定して結果を出していた。

ミステリー以外にも数々のPUA(ピックアップアーティスト)と呼ばれる、いわゆるナンパ師が誕生している。
例えば「横柄さとユーモアで感情を揺さぶる方法」や「性欲が強いことをアピールしてスキンシップを強くしていく手法」など。

この時期に「ニール・ストラウス」という音楽雑誌のライターの男(後の伝説のナンパ師)が、これらのテクニックを収集して体系化することで、自分をナンパマシーンへと変えていった。
その後、ニールはミステリーと組んで、ナンパを加速させていった。

ニールは「ニューヨークタイムズ」という雑誌に、PUAの記事を寄稿し、世間から注目を集め始めていたとき、あのハリウッドスターのトム・クルーズからパーティに招待されている。
さらに、ハリウッド女優のブリトリー・スピアーズから、ナンパテクニックを使って電話番号の交換をしている。

【2005年】
藤沢和樹が「恋愛工学」を構想。

【2006年】
ニール・ストラウスが「The Game: Penetrating the Secret Society of Pickup Artists」を出版。(全世界250万部超え)

【2009年】
ニール・ストラウスが「Rules of the Game」を出版。

【2012年】
「The Game」の日本語版「ザ・ゲーム 退屈な人生を変える究極のナンパバイブル」出版。

【2013年】
ニール・ストラウスの「ザ・ゲーム 【30デイズ】 ――極上女を狙い撃つ」が出版。
※「The Game」の反響が大きかったため、再び執筆。

【2014年】
零時レイが「究極の男磨き道」を出版。(累計5万部超え)

【2015年】
・藤沢和樹が「ぼくは愛を証明しようと思う。」を出版。(累計5万部超え)
・ミステリーの「口説きの教典──カリスマナンパ師“ミステリー”の恋愛メソッド」が出版。

【2017年】
ニール・ストラウスの「ザ・ゲーム ──4イヤーズ」が出版。
※著者自身の苦悩と波乱に満ちた4年間の体験

【2019年】
零時レイが「ナンパが最強のソリューションである」を出版。